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ルーツ研究

松本 昭司 

松本 昭司

「鯛の里」オーナー

沖家室島はルーツ

漁業の現状

松本昭司    2024年7月24日 投稿


漁業の現状

 マダイの魚価が20年前の4分の1に ヒラメやアコウは半値 魚食減った影響?


 僕が30代のころ、広島の漁協にいたときに市場の値動きを調べていました。全国・広島・岩国・柳井(ふじま)。柳井が割といい値を付けていました。柳井のふじま水産は公設ではありませんが広島市場よりもいい値段をつけていました(今は知りません)。結婚式場のベルゼや仕出し、飲食店のオーナー企業です。


 この記事にあがっている真鯛。僕の記憶では、年末に値がキロ3万円を超えた記憶があります。 正月から市場が休みに入るので、31日の水揚げ分は漁協も買いません。沖家室では広島の水産会社が沖の漁師の船に乗りつけ、その場で買い付けていました。これを「沖買い」と言いました。 漁協はこの沖買いを禁止していました。いわば横流しにあたるので、漁協の収入にならないからです。しかも漁師が脱税に引っかかる可能性があるからです。当時は漁協が一括で申告していました。でも、年末はOK。キロ1万円以上の値が付けられていました。大晦日の夕方、沖から帰った漁師が「ワシャ〇〇で買うてもらった」「オマは〇〇で売った」などと自慢をしていました。


 鯛の今の浜値はどうか。言いませんけどハゲよりも安いです。 個人的にはヤッパリ鯛が一番美味しいと思います。刺身はもちろん焼いても煮ても揚げても、ヤッパ鯛がウマい。アラからも、鯛ほどいい出汁がとれる魚はいません。 民宿の名を鯛の里としたのは、父が鯛専門に狙う漁師でもあったこともありましたが、魚の王様は真鯛です。味よし器量良し。これがメバルの里やハゲの里では恰好つかんでしょう。


松本昭司

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