
家室の河川清掃の日6月16日に合わせ帰島した。
天気の予報は悪く14日帰島日には8時半、大竹あたりから雨が降ってきた。以後雨は終日続いた。壊れた網戸の修理、部屋の清掃等で一日が終わる。
15日は家の周りの草刈りを行う。朝7時頃家を出たが小糠雨が降っていたため、新聞のコラムを転記したり、溜まっていた日記を付けたりして過ごす。8時半頃外が明るくなり草刈りに取りかかる。5月連休以降の草刈りとなる。草が一番伸びる時期と重なりかなり今回の草刈りは力仕事となった。
終了後シャワーを浴び時計を見ると11時30分。疲れもあり何もする気がなくなり昼食は省き、周りにあるバナナ、キュウイ、生ハムを肴にウイスキーを飲み始める。
部屋に入ってくる風に涼しさを感じた。海は風の向きと、潮の流れが同じ方向のため波を立てず濃淡の模様を見せてくれた。本棚から藤沢周平の「海坂藩大全上」を取り出し読み始める。最初が「暗殺の年輪」。彼が直木賞を取った代表作であるが、今読み終えるとなんとも言えぬ重さを感じた。読むことにも疲れ、土門拳の晩年の写真集「風景」のページを繰り、飲み直しとなった。彼が病で躰が不自由になり助手に車椅子を押させ撮影旅行をした作品だけに、優しさや重さを感じいい気持ちで見ることができた。
河川清掃当日、家室の朝は早い。6時のタイムが鳴ると島内放送が清掃の案内を告げる。朝食は終わっていたため作業服に着替え集合場所に出る。河川清掃は山からながれてくる砂やゴミが海際の枡に溜まっている。これを取り除く作業である。力作業である。喜寿を超えた、Oさん、Yさん。今年から後期高齢者となる私と同級生の4人。地域協力隊のSさん、お試し宿泊をしている40代の男性計6人での作業となる。作業は疲れながらも淡々と進み、最後に計画外の刈山区のスベリに漂着しているゴミの整理で8時過ぎに終わる。
7月の「海の清掃」の予定日を確認すると7月2日とのことで帰島は難しいか・・。
部屋を片付け、汚れ物の洗濯を行い、部屋中にバルサンを焚き島を離れる。
次の帰島は「海の日」あたりの連休を利用し考えている。