母 八木アキヨは天寿を全うし、2016年5月26日97歳の生涯を閉じました。葬儀は5月30日に親族のみにて相済ませました。 ここに謹んでご通知申し上げますとともに生前故人に賜りましたご厚誼に対し遺族一同心から御礼申し上げます.
八木アキヨ(旧姓古谷)は1918年(大正7年)10月20日沖家室島に誕生しました。
1934年(昭和14年)に父 八木豊と沖家室島にて結婚しました。
豊が播磨造船所に職を得た為、兵庫県相生市古池に住居を移し太平洋戦争後、正共(私)、久幸、由行の3人の息子を授かりました。
アキヨは戦後の経済的に困窮しているなか、沖家室島で習った裁縫の技術を生かして生活を助け3人の子供達を育てました。 アルツハイマー病にかかった私の祖母 八木ヨシを相生市の自宅にて10年近くの間世話をして看取りました。
その後、豊が相生市那波野に土地を購入し、新築の家に転居しました。 200坪近くの庭に畑を作り、趣味の御詠歌を楽しみ、父との旅行を楽しんでいました。
90歳を超えて体が弱り、5年前から私の家、千葉県印西市に転居しました。老人ホームに入所した後も母は意志の強い性格と明瞭な頭脳は変わることなく入院中に俳句を詠んだりして看護婦さんを驚かせていました。
母は信仰が厚く、私が小学生の時夏休みは毎年私を連れて沖家室島に帰郷し沖家室島の泊清寺にお参りし、須崎の八木家のお墓にお参りしていました。
母の実家、おかじょの家と八木の家は歩いて数分の距離に有り、1日中、両方の家を行ったり来たりして楽しいお盆を過ごしたのを覚えています。
母は私に良くカナダに移民した豊の祖父母「八木兼吉、松本トク」の話とか沖家室島の話をしてくれました。その話をこの「かむろ会ホームページ」で少しずつですが紹介する計画です。
八木正共