okikamuro island fan club, 沖家室島ファンクラブ|Kamuro party かむろ会

八木正共

八木正共

東京かむろ会会長


エッセー

グルメレポート「瀬付のかむろ鯛」

八木正共                                             投稿日2011/10/10


kamuro tai

2011年9月14日から18日にかけてプリウスで沖家室島に夫婦でドライブ旅行をしました。この旅で感動した事が3つありました。第一は沖家室島が心配していたほど「さびれた村」でなく「静か」で「たおやか」な漁村で頑張っていた事、第二は今回宿泊した民宿「洸洋庄」の若い夫婦の目の輝いた沖家室島の将来を確信した仕事振りです、第三はハイブリッドカー「プリウス」のガソリン代が極端に少なくて済んだ事です。 良く考えると、今まで子供時代も含めて沖家室島には数えきれないほど何回も帰っていたが八木家と多くの親戚の家庭料理で、新鮮な魚は良く食べおいしいと思っていたがプロの料理人が料理した「かむろ鯛」料理は初めてでこれほどおいしいと思った事は無かった。東京、京都の高級料亭、高級ホテルを超えたおいしさを味わった。これは新しい体験で遠くから来て食べる価値が充分あると感じた。 民宿「洸洋庄」で出された料理は「かむろ鯛」を中心にした魚料理のコースでその一品一品に感心しながら味わった。特に私の印象に残ったのは「かむろ鯛」の刺身、チダイの塩焼き、イカの刺身、鯛めし、アジのフライであった。洸洋庄には2泊したのでそのどちらかのコースに出てきた料理だが。 中道オーナーは毎朝4時頃から自ら漁にでて魚を獲っている、生きている「かむろ鯛」を料理に出すので新鮮なのは言うまでも無いが、「瀬付(せつき)のかむろ鯛」の方が格段に旨いと言う。一泊目はその瀬付のかむろ鯛の刺身が出た、いつも獲れるわけではないとの事。 しかも鯛の旨いシーズンは夏では無く冬である、今は夏、残念だ。「冬」の「一本釣り」の「瀬付」の「かむろ鯛」が最高と言う事になる、しかもこの料理は家室の漁師が獲った魚をプロ料理人が料理して沖家室島の環境で食して成り立つので、今度は冬に来て泊まる事にする。 「瀬付かむろ鯛」の説明は是非「洸洋庄」の中道さんから聞いてほしい。 「人口170人で40人の漁師と漁船、2軒の民宿、2軒の造船所、1軒の電気店」 これが私の把握した沖家室島の産業です。この中で若くて元気のあるのは2軒の民宿です。 先に結論を言えば、これからの沖家室の産業は一本釣り漁の漁業をベースとしたツーリスト産業の可能性が高い、そして、2件の民宿がすでにそれを実践をしており結果が現れてきています。「一本釣り漁」「かむろ鯛」をベースにしたツーリスト産業で人が集まれば沖家室島は今の人口減を抑えられるのではないでしょうか。そして、私たちかむろ会員ができるのはその応援です。より多くの会員が帰島すること、沖家室島を訪問し民宿を利用すること、知り合いに沖家室島に宿泊旅行を進める事と思います。日々、自分の生活で一杯なのそんな事は無理と言う方も多いと思いますが、何年かに一回で良いと思います、かむろ会の人数は170人より何倍も多いしその知り合いを含めると応援人数としては影響力がある人数になります。初めて沖家室島を訪れた多くの人はリピーターになるほど沖家室島は非日常体験、癒しを提供する魅力ある島です。 今回、私と妻は先祖の墓参りと50回忌を超えた位牌を泊清寺にあずけるのが目的で家室に帰島しました。家室の家の状況を確認するのも目的のひとつでしたが泊まるのは不可能な状況です。遠戚の「鯛の里」は予約が入っていて「洸洋庄」に2泊しました。この民宿の経営者、中道さんは35歳と若くて、一寸東京でもいない程目が輝いて、6次産業(一次産業+二次産業+三次産業 漁業をし、その魚を料理をして、宿でおもてなしをし、体験学習を提供する)の提唱者であり野心的な事業家です。奥さんは寿司屋の娘で抜群の料理人です。2人の子供がおり、旦那さんが漁をし、奥さんが料理をする、沖家室島の将来に人生を賭けたご夫婦です。私達夫婦も積極的に沖家室島のツーリスト産業を担う民宿「洸洋庄」を出来るだけ応援したいと思って千葉の家へ帰ってきました。 民宿 「洸洋庄」、「鯛の里」の情報は「かむろビジネス」のページから詳細を参照できます。 2011年10月10日 八木正共


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