okikamuro island fan club, 沖家室島ファンクラブ|Kamuro party かむろ会

八木正共

八木正共

東京かむろ会会長


エッセー

「布哇加哇ククイ浦ニテ漁業ニ従事トノコト」 (2/3)

八木正共  投稿日 2020/07/05


「2020年 泊清寺ハワイ旅行」


そして、今年(2020年)の泊清寺・かむろ会ハワイツアーに参加した。今回は妻の美恵子も参加した。ホノルル浄土院別院でホノルルかむろ会の方々のおもてなしで夕食会が開らかれた。その時エイミー・ヤマシタさんの持参した寅三、カメの家系図を見せてもらった。私は驚いてしまった。「磯部(青木)寅三-青木カメ」と磯部と青木が併記されていた。青木カメは確かに母の叔母さんに当たるので磯部寅三と青木寅三は同一人物の証明になる。

エイミーさんもなぜ磯部寅三が青木を名乗るのか知らなった。磯部寅三は磯部平吉の異母弟で二人ともククイウラで漁師をしていた。磯部平吉はエイミーさんの祖父にあたる。エイミーさんは父である磯部ミノルさんがククイウラで家室の釣舟に似た舟にのる写真も持参していた。私は母の結婚式の寅三とカメの写真を見せた。エイミーさんも写真が欲しいといったが残念ながら、パソコン写真なのでメールで送ると約束しエイミーさんのメールアドレスをもらって別れた。エイミーさんから磯部寅三の家系図を頂いた。

     

次の写真に偶然筆者とエイミーさんが並んで写っていた。前列右からトム・ヤマシタ、エイミー・ヤマシタ、八木正共(筆者)、新山玄雄住職、ホノルル浄土院中野住職..


「ククイウラ湾」


カウアイ島でコロア浄土院に伺った時、先祖法要の後、石川住職に青木寅三という先祖の事を調べてほしいと依頼した。私はしばらく期間がかかると思っていたが、数分後ぐらいに過去帳と一緒に現れ青木虎蔵の記録を見せてくれた。私は驚いてしまって、最初に感じたのは「寅三は、本当は虎蔵だったのだ」と思った事だ。過去帳の喪主のところにニシタと確認できた。エイミーさんからもらった寅三の家系図とピッタシ一致する。間違いない、青木寅三の過去帳だ。長い間、気にかかっていた事が一気に解消した気持を感じた。スマホで写真を撮らせてもらった。私はここまで来たのだからと皆と違うコースになるがどうしてもククイウラ湾を見たいと新山住職に頼んだら、石川住職が運転して連れて行ってくれる事になった。私たち夫婦、新山住職。中国新聞の佐田尾さんがククイウラ湾を見に行く事になった。ククイウラ湾は意外と小さな自然にできた湾だった。この規模だと沖家室島の漁港と同じ感じで漁ができたのではないかと感じた。コロア地区は元々サトウキビ畑の産業がメインでサトウキビの積み出しの港の跡が今でも残っている。


この夜、ホテルで着替えをしているとヘレンさんがホテルに訪問してくれた。レイとお土産を頂いた。実はこのホテルは当初の計画のホテルではなく違うホテルに宿泊する事になって、ヘレンさんは一度計画していたホテルに行ったが我々が見つからず、このホテルを訪ねてくれた。私は聞きたい事が一杯あって夕食を一緒にしないかと言ったら、ヘレンさんは夫と一緒に車で来ていて予定があるとの事で、私は少しでも家系の事を聞こうとメモを試みたが多くの西村、磯部、青木、松田の名前がでてきてメモをあきらめて後日メールで確認する様にした。

     

次の写真はヘレン・エベスさんがホテルに訪ねてくれた時のもの。

 


次ページへ



かむろ会概要  お問い合わせ